「なんで笑っ…」
本当なのに!!
「そんなに一生懸命嘘つかなくてもあげるつもりだったよ」
嘘じゃないんですけど!!
「女の子には優しくしなきゃね。はい」
その先輩はなぜか私に譲ると言ったのにお金を払って焼きそばパンを私に渡した。
「え…あ!!お金…っ」
「いーよ。おごってあげる。じゃね」
「え…」
爽やかに去っていく先輩。
なにあの優しさ!!
自分だって欲しいのに快く譲る笑顔!
そしておごってあげちゃう始末!
パシリにして5分なんて無茶な事言う斉藤先輩とは大違いだ…っ
莉奈は瞬時に一目惚れしたのだった。
――――――
それから自分のパンと牛乳を買って急いで戻るがそこには不機嫌そうに座る斉藤先輩がいた。

