寝返り打って瞼の上に合った繋がれた手は先輩の胸の上辺りにいき、寝顔がのぞく。
写メるしかないな…←
いそいでポケットから携帯を出してカメラモードにする。
―パシャッ
「おー!上手く撮れ…「何してんだよ」
「!」
ふと膝の上を見ると目が覚めたのか先輩が起きていた。
「……」
「写メ?」
「撮ってないですよ!?」
「撮っただろ」
「撮ってないです!!」
「音したもん」
「〜〜」
またバレた…
私嘘下手だな…
「今すぐ消せ」
「…わかりました」
[削除しました]という画面を先輩に見せると「ん。」と言ってまた眠りについた。
私の携帯には先輩の寝顔写真。
そう。
私は先輩の寝顔写真を消すフリをして違う写真を消して[削除しました]という画面を先輩に見せたのだ。
初めて嘘が通じたー!
小さく喜ぶ莉奈だった。

