いじめてあげる。







「じゃあとりあえず名前」


「え?」


「名前言えっつってんの。」


「…っ莉奈です」


「そ。莉奈ね。俺は斉藤壱夜だから。」


「……」


「ケー番とメアド」


「〜〜はい」



赤外線で送信すると、壱夜は立ち上がり、いまだに尻餅をついた状態でいるあたしに言った



「あした朝迎えに来てよ、俺んち。あとで住所送るから。じゃね、下僕」



そして斉藤先輩は去っていった。




な、なんだあれー!!



「〜〜ファーストキス…」



明日なんて、来なきゃいい



本気でそう思えた瞬間だった。