「は?…あんた誰?」 お腹を蹴っていたそいつはこっちを向き、お腹を蹴るのをやめた。 「1年の倉本ですけど!やりすぎなんじゃないですか?」 「ふ〜ん、倉本、ねぇ。俺にそんな事言うんだ」 「っ」 やばい この人マジ怖い…! 今すぐ逃げ出したくなるような鋭い目。 「俺が誰だか知ってんの?」 「!"冷血で無口で口癖は『ぶっ殺すよ』"の人ですよね?」 「…よく知ってんね。分かってて喧嘩売ったんだ?」 「は!?」 喧嘩売ったつもりはないんですが!!