はぁ・・・。
寝ても覚めてもため息ばかり。
というのも、夢の中でもこうだから。
「衣麻ねぇ、ご飯ここ置いとくね」
瑛太が部屋に入ってきて机の上にお盆を置いた。
あれから公園で倒れた私は、学校を休んで3日目になる。
体に異常はなくて学校に行っても大丈夫なんだけど
気分が重くて体にまで影響してる感じ。
「ありがとう」
「うん。ユキちゃん心配しとったよ」
瑛太はそう言うと部屋を出て行った。
時刻は7時20分。
もう登校時間か。
雪乃は3日続けて登校前に私の家に寄ってくれている。
それに応えて学校行かなきゃって思うけど
みんなに会うのが怖くて体が動かない。
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あれ・・・もう夕方だ。
朝も昼も食べずに寝ちゃってたんだ。
またお母さんに怒られちゃうな。