はぁ・・・。


寝ても覚めてもため息ばかり。


というのも、夢の中でもこうだから。


「衣麻ねぇ、ご飯ここ置いとくね」


瑛太が部屋に入ってきて机の上にお盆を置いた。


あれから公園で倒れた私は、学校を休んで3日目になる。


体に異常はなくて学校に行っても大丈夫なんだけど


気分が重くて体にまで影響してる感じ。


「ありがとう」


「うん。ユキちゃん心配しとったよ」


瑛太はそう言うと部屋を出て行った。


時刻は7時20分。


もう登校時間か。


雪乃は3日続けて登校前に私の家に寄ってくれている。


それに応えて学校行かなきゃって思うけど


みんなに会うのが怖くて体が動かない。



 ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★



あれ・・・もう夕方だ。


朝も昼も食べずに寝ちゃってたんだ。


またお母さんに怒られちゃうな。