衣麻と僕と俺と私




翔馬の近くに大家さんや真菜ちゃんがいて良かった。


「うん、絶対に連絡する。


私がケータイ持つまで連絡先変えんとってね?」


「当たり前だよ!待ってるからね。


あ・・・私そろそろ帰らなきゃ。


じゃあ、またね!バイバーイ!」


真菜ちゃんは最後はまるで嵐のように去って行った。


翔馬の方に目を向けると


いつの間にか座り込んで川を眺めていた。