「あ~~新しい恋かぁ……どこかにいい出会い転がってないかな……」
俺はまた窓の外を見つめる。
「まず、俺みたいなチビでバスケだけのヤツじゃ無理か」
「だろうね」
「おい」
そこは優しくフォローしろよっ!
紗季はほんと俺に優しくないなぁ。
「チビとかそんなことより、鈍感だから無理でしょ」
「は?鈍感?誰が?」
「アンタ」
「えっ、ウソ」
俺って鈍感だったの!?
結構鋭い方だって思ってた。
「アンタ、結構モテてるくせに全然気付いてないでしょ」
「え、そうなの?」
俺ってモテてたんだ……。(?)
全然そんなの知らないし!