「薬……?どっか具合でも悪いのか?」



「え!いや、最近風邪気味なだけだよ」



なんだ、風邪か。
それなら良いんだけど。



「ふぅーん……そっか。バカは風邪を引かないっていうのにな」



俺は特に気にかけず、お茶をコップに入れて飲む。



「……っな、それどういう意味よー!」



「そのまんまの意味」



「ひ、ひどい……」



「はは、じゃあおやすみ」



「おやすみ」



自分の部屋に戻るとベッドに入り、目を閉じた。



寝て起きたらすぐ陽莉に会える。
だから早く寝よう。



よし。




俺はそのまま眠りについた。