「で、どーすんの?」



「え?」



どうするって……?



「俺と付き合いたいの?付き合いたくねぇの?」



「へっ!?」



そ、そんなこと普通聞く!?



1人で焦っていると朔空くんは私の返事を待つようにニヤニヤしている。



絶対“付き合いたい”って言わせようとしてる……。
朔空くんってばほんとイジワル。



確かに朔空くんと付き合いたくないこともないけど……でも、そんなの口で言うなんて恥ずかしくて無理!


「……なに、付き合いたくねぇの?それならそれで、これからもただのクラスメイトで……」



私が黙り込んでいると、朔空くんは私の反応を楽しむように言った。



もう、言っちゃえ私!



「つ、付き合いたい!で、す」



勢いで私はそう言った。