【完】“好き”って言葉だけじゃ足りねぇよ。







「梶原くん、好きです……」



なんて、独り言を言ったときだった。



「キミ、なにしてんの?」



「――ッ!」



人の声がして私はビックリして伏せていた顔を上げた。



すると、そこにいたのは……。








「……さ、澤村、くん」



クラスの爽やかモテ王子、澤村くんだった。



教室の扉のところで腕を組んでにやっと笑っている。



あれ……?なんだかいつもの雰囲気と違う……?
いつも笑うときは爽やかな王子様スマイルのはずなのに……なんだか、悪寒が……。