「お待たせしました。チョコバナナパンケーキになります」
しばらくすると店員さんがパンケーキ２つを運んできてくれた。
メニューに載ってた写真よりも全然美味しそう……！
私は思わず目を輝かす。
「いただきます！！！」
私は両手にナイフとフォークを持って、食べ始める。
「……んん！すっごく美味しい！！！」
口に入れた瞬間、今まで食べたことのないぐらいの優しい味がした。
「ほんとだ！めちゃくちゃ美味しいですね」
羽山くんも幸せそうに頬を緩める。
よかった、ここに来て。
羽山くんも喜んでくれたし！
「また羅菜連れてこよーっと！」
「僕もまた部活友達と来たいと思います」
羅菜もきっと喜ぶだろうなぁ～……。
羅菜の幸せそうな顔を想像して笑みがこぼれる。
