【完】“好き”って言葉だけじゃ足りねぇよ。







「そ、そう!?今日は暑いからかな?あはは……」



って、今日どっちかっていうと寒いじゃん。
あーっ!!!私のバカ……。



「……澤村先輩となにかあったんですか?」



「えっ」



な、なんでわかったの!?
羽山くん、超能力者!?



「やっぱりそうなんですね」



「…………」



なんて答えていいのかわからず、黙っていると羽山くんは私の手を取った。



「ここじゃなんですし、図書室で少し話しませんか?」



「で、でも今から授業……」



「1回ぐらいサボってもバチは当たりませんよ」



ニコッと無邪気な笑顔を見せて、私の手を引いて歩き出した。



「ちょ、羽山く……っ」



『もう、アイツと2人きりになったりすんなよ……』



ふと、朔空くんの言葉が頭をよぎる。