【完】“好き”って言葉だけじゃ足りねぇよ。






「あ!じゃあいちごオレ、早速いただくね!」



「おう」



紙パックにストローを刺して、一口飲んだ。
その瞬間、口いっぱいに甘さが広がる。



「美味しい!」



「いちごオレってやっぱ美味しいよな!」



いつもよりも甘くて美味しい気がした。
梶原くんにもらったいちごオレだから……かな。



「すごく甘いね」



「その甘さがいいんだよ」



梶原くんはやっぱり甘党なんだ。
また……甘いお菓子でも作って食べてもらいたいな。



なーんて、図々しいよね。



そういうのはやっぱり彼女の特権……彼女になれたらいいなぁ。



キーンコーン―――



「あ、じゃあ俺、自分の席に戻るな」



「うん!いちごオレごちそうさま!」



私は彼に笑顔を向けた。