特にやることもなく机に向かった。

そういえば、とあまり活用していないタッチ式の携帯電話を起動させた。

68%を示す充電の残り度数を確認し、プラウザ画面で

「恋愛」

の字を打ち込み、探してみる。

すると寒気がするようなポエムやありきたりな少女漫画の画像。なんだこれ、と思って見ていたけれど耐えられない。こんなこっぱずかしいことを良くインターネットに投稿できるな、と失礼ながらそう思った。

けれど全てのその画面上の「オンナノコ」が感じているこの気持ちは今悩んでいる自分の気持ちと同じだった。

…余計こんがらがったわたしは携帯を閉じ、ご飯を食べてお風呂に入って寝ることにした。