……………………

っ!
「…い!れいな!」

「えっ!?なに?え!?」

「もぉ、れいってば…」

「なに?」

私はれいな。上村玲奈
今年の春高校1年生になったばかり

私を呼んでいるのわ
私の親友… みちか
松本美智香
本当にうるさいんだ、

「うるさいわね!なによ!」

「けい とわどうなのよ?^_^」

「は?もう別れた」

相変わらずいちいち聞いてきて
めんどくさいやつだと
思っている

「げっ、別れんの早いのよ。」

「いや、今回わ振られたね」

「いいの?」

「べつに?好きじゃないし」

「そっか~」

「あ!やば、チャイムなる?」

キーンコーンカーンコーン

はぁ…午後の授業は眠くて
大変…

授業は終わり、部活も無く
家に帰り、携帯を見た

やったっ♡きてる♡

実は私…皆に内緒で遠距離恋愛
してる
みちかに言ったらうるさいし…
彼氏の名前はじん
野球部で2個上の先輩
出会ったきっかけはグループで
追加して喋ってるうちに
仲良くなった感じ

この人は本当に好き

今までにないくらい。
もう、付き合って1ヶ月くらいかな?
でも、私は不安ばっかり…

やっぱり遠距離恋愛って不安な
ものなのかな…

でも、LINEで
『不安だな…』って送ると
『俺はれいなだけだよ!』って
返してくれる

それだけで嬉しかった…

そして、皆にうちあけた
ホーム画もじんとのプリクラ
本当に幸せだった

遠いところに映画見にいって
お揃いのキーホルダーなんかも
買ったりした

お母さんにも紹介して、
手も繋いで…キスもして…
また会う日だって約束した

3ヶ月たったあるひ…
会うと言ってた2日前…
LINEがピタリとこなくなった。

こわくて、みちかに電話したりも
した。
けどみちかは

『大丈夫だよ〜!忙しいだけだって!』
って軽くいう。
やっぱり私はだめなのかな?
って思ったりもしてた。
けど、LINEがきて、
『ごめん、寝てた』
この一言でどんだけ不安が
とれたか。

けど、前から未読無視
されてるような気がしてた…
だから怖かった。

けど…不安がとれたのもつかの間…
『別れよ』
『ばいばい』


これを見た瞬間私は
なんて思ったかじんには
分からないと思うよ
じんは〝俺からは別れない!〟
なんてこと言ってたよね?

私はこのことがあってから
もう恋はしないって決めた…

何日も泣き続けて
何日も夢にでてきて…
どんだけ辛い思いをしたか
相手にはわかるはずもなく…
相手の気持ちはそんなに
小さいもので…

でも…嫌いになれるわけもなく…
ただただ、自分を追いつめるばかり…

朝…また、嫌な朝が来た
学校に行きたくないな。なんて
思いながら重い体を持ち上げて、

ふぅー、きょうも暑い!

「れいなー!」
でっでた!みちかの声…

無視して行こう

「れいなってばー!!」



「無視しないでよ!」

「なに?」

「なに?じゃないでしょ?」

「あんた、また彼氏できたんだって?」

はぁ…こいつは恋のことになると
なぜこう元気になるのか…

「だからなに?」

「だれ?」

「ゆうだけど」

「だれそれ?」

「誰でもいいじゃん」

早足で歩いて学校についた私…

やっぱり思い出す…
じんと別れたんだって!?

とか言ってくる男子…うざい

学校でも泣きそうになったり…
泣いてしまったことも
あったっけ?

はぁ…
今日は部活か…

キーンコーンカーンコーン

「れいなー!部活いこう?」

まただ…
そういや…一緒だっけ、、

「うん」

体育館について準備を始める先輩たち
私たちも急いで準備を済ませた

ボールを付く音が聞こえ、
練習開始
バスケットボール部!

ジャンプストップをする時に…
「ごら!なにさぼってんの!?」
はぁ…やり直し

ジャンプっ!
えっ!?めっちゃ飛んだ!?

着地したとたん…
ぶちっ!!と音を立てて
私は体育館に倒れこんだ…
なにがあったのかわからず
そのときは痛くもなかった。
そして立とうとしたとたん…

いたっ!?立てない!
自分の足が動かないことに
気づいた…

「れいな!大丈夫!?」
「れいなちゃん!?」
「植村?」

なんて声も聞こえてたっけ

先輩に支えられながら
保健室に行き、
「大丈夫?どこが痛いの?」

「ふく、ふくらはぎ…」

「肉離れかな…」

はぁ…怪我なんてやだな、
病院に行き診察をうけると
〝肉離れ〟
けがとか本当にやだ…

別れたばかりだし
気が緩んでたのかな…
なんて考えて涙が止まらない…

なんでこんなに
なく子になったんだろう…
クスンっ、クスン、

はぁ…
今日はもう寝よう…

LINEでもしよう、

グループライン…
kazu.「よろしく〜」

mika♪「よろしくね〜」

もう、、みんな追加ちゃえ。

kazuさんにでも送るか…

「1年のれいなってゆいます!
よろしくお願いします」

なーんて送ってみた。
すると、

「おう!よろしく」

よかった、優しい人で

それで、なんだか話も統合して
話すようにもなっちゃって…

名前わ かず
西村和

サッカー部所属って
言ってたっけ?

なんか、言い方とかかっこよくて
ちょっとずつ惚れていった…

でも、ある日、恋は崩れた。

「中田ってスタイルいいよな!」

この一言で…
私なんて…全然だめだから、
髪の毛だって地毛で茶色、
化粧だってするし…
サッカー少年には純粋な子が
いいのかな?なんて考えたり…

やっぱり私はだめだな…