君に恋して世界は変わる


統牙っておおざっぱなのかな?

やっぱまだまだ統牙のことしらないなぁ


落ち込んだらだめだめ!

これから知っていけばいいんだ!


「ねぇ、優梨ちゃんだよね?」

??

ふいに名前を呼ばれて振り返る

『麻矢ちゃん!?なんでここに…』


そこにいたのは麻矢ちゃんだった

なんで?
って統牙に会いに来たしかないか

いや、私に喧嘩うりにきた?

いやいや、か弱い女の子だし…


「統牙は?」


やっぱりそうですよね


『忘れ物をとりに戻ってる』

「そっか。ねえ、統牙と付き合ったの?」


話の展開はやいなぁ
それになんか統牙といるときとしゃべり方がちがう?


『付き合ってるよ』

「なんであなたなの?
 意味わかんない」


それを私に言われてもわかりません


「いっとくけど、
 統牙は私を見捨てられないから

 統牙のことなにもしらないくせに」


ズキッ

気にしてるんだってば
私だって統牙のこと全然知らないってことくらい
知ってるよ

けど好きなんだもん



『私だ…
    あぶないっ!!』


「??」


バンっ


いったぁ

サッカーボールが飛んできたのがみえて
麻矢ちゃんをかばってよけるつもりが
がっつりあたってしまいました

ズキズキする


「なんでかばってんの!?
 わたしいいこでしょっていいたいの?」

『ちがうよ!わたしは…


あり?目の前がゆがむ

くらぁ

バタッ


私は意識を手放した