ひやっ

ん?

頬に水のような感覚


!?

統牙がないている…


〖俺もうだめなのかと思った

 陸也と笑ってる優梨を見て俺なんかより
陸也のほうがずっと笑わせてやれるんじゃないかって

 近づいてほしくないのに
俺はなんもできなくて

 けどやっぱり優梨を誰にもやりたくなくて、触らせたくなくて

 俺に笑ってほしくて〗


統牙は私から少しも目を逸らさずにいったんだ


〖優梨、愛してる…〗


そして、優しいキスをする

このときの窓越しに映る夕日と

統牙のまっすくできれいな瞳を

わたしは一生わすれない