結局あの後は泣いた顔でもどるわけにもいかず、ずっと保健室にいた。

夏樹が来てすぐに帰ったけど


球技大会は午前の勢いのおかげもあって
優勝できたようだった



「おっはよー、優梨!
 もう大丈夫なの?」


『もっちろん!なんかごめんね』


「ほんとだよー!熱のこと言わないとか
 信用ないみたいじゃん。
 
 気づけなかったとかくやしいし」


おお!くやしがってる?
そんなに思われてたなんてうれしい!


『夏樹ぃ!やっぱり大好きっ』


「あたりまえじゃん!わたしも大好きっ」


『わたしたちバカップルだねぇ
 付き合っちゃう?』


「こら!調子のんな笑」



そんなこんなバカをやってた