『すみません!大丈夫ですか?』


「…ああ、なん『わぁ、キラキラ!』



あ、言葉さえぎっちゃった。テヘッ

だって割れたガラスに夕日が反射して
キラキラ輝いてるんだもん

感動せずにはいられないでしょ!

ほんとにきれい…
いつまででもみてられるかも

赤にオレンジ黄色に白
たくさんの色があって宝石がちらばってるみたい


その感動を充分味わったところでやっと
人がいたことを思い出す


『あ、言葉さえぎってごめんなさい!
 ほんとにケガしてません?』


見るとイケメンはなにか目を見開いて
驚いている様子。

やっぱガラス割れたのびっくりしたのかなあ?



「ごらあ!誰だ!ガラスわったのー!」



やばい!生活指導の先生きたあー
あわてふためいていると
イケメンくんはどっかへいってしまった


ほんとに大丈夫かなあ?
まあ、いってしまったし大丈夫か!

てか、これ片づけるのめんどくさいなあ。
そしてきっと、説教されるぞ。



まだ、私はこの出会いがわたしの世界を大きく変えることになるなんて、思ってもみなかった。