深く関わりたくないと今でもおもっている。

が、それに抗うほどの気持ちがあふれてしまいそうになる。

自分でもどうしたらいいのかわからないんだ。



しばらくなでていると、一筋の涙が頬を伝った。

!?


どうしたんだ?いきなり

驚いて俺はなでるのをやめた。


いつも笑っているこいつが泣いている。

こいつはどんな気持ちで 笑ってよーよ 
といったんだろう?


それでも、泣く優梨の顔もはかなく綺麗で
みいってしまう。


ひっそりとなく優梨をみて、いつも笑ってどれほど精一杯生きているのかを知る。



そして、気づいてしまった。


俺はこんなにもこいつが愛おしいと。


side統牙 end