終礼が始まる前
「いってくるわー」
そういって咲は夏樹を迎えにいった。
ほんとよくやる。
そういう俺も水瀬優梨のことが頭から
離れないのだが。
終礼がおわって、やることもない俺は
屋上にいくことにした。
が、行く途中で見つけて、行き先はそっちにかわった。
机につっぷして寝ているあいつのところ。
近付くと水瀬優梨はぐっすりで、
長いまつげとサラサラな髪がきれいな顔をひきたてる。
むしょうに触りたくなって、俺は頭をなでた。
ピクッと体が反応したが、起きはしないようだ。
なでられて気持ちがいいのか
笑みがこぼれる。普段の笑顔とは違った
甘えるような笑み。
〖…っっ……〗
やばい、かわいすぎる。
ふいにそうおもってしまった。
こいつの存在は俺の中でかなり大きくなっているのかもしれない。
