君に恋して世界は変わる

1人になったわたしはなんとなく
教室から外をながめていた。

こうして、1人になると思い出す。

あの人が急にいなくなって、なにもわからなくてただただ泣いていた。
メールも電話もつながらなくて友達はいたけれど
1人なった感覚だった。


あなたはどこにいてなにをしてる?
もう、好きかどうかさえわからない。

けど今もあなたはわたしの心を放さない。


急に切なくなって、でも泣くのはいやで
机につっぷして涙をごまかした。


夏樹がわたしを救ってくれたあの日から
わたしは泣かないと決めた。

だから、みんなにはよく


「優梨って、いっつも笑顔で素敵だね」


って言われる。それはうれしいことだけど
同時に少し切なくもなるんだ。