「女の子には優しくしないと、ね?統牙っ♪」


〖女なんてみんな同じだろ。〗



いらっ。てか、なんだろう?
てっきり女の子の遊べて楽しんでるとおもったのに

統牙の目は全然そんなものじゃなくて…


『随分、つまらなそうな色してるんだね』


「は?」


つい、言ってしまった。
統牙もなんだてめぇ?みたいな顔をしている。
やっちまったか?
だって、あんまりにも黒くて深くて今を見ていないかんじがしたから。


キーンコーンカーンコーンー

あ、チャイム…


『夏樹もういこう』


「そーだね。はやくいこっ」


「あ、逃げた?笑」


そうして、2人をほったらかして
わたしたちは屋上を後にした。