君に恋して世界は変わる


『ん…』

目を開けると白い天井がみえた

どうしたんだっけ?


『あ、保健室か…
 そうだ麻矢ちゃんをかばって』

麻矢ちゃんは?


「なんで?私が倒れてもしらないよ?」


〖もう俺に甘えんな〗

カーテンごしに2人の声がきこえる

え、私どうしよう
でないほうがいいの?

けど…

「あの子より私の方が統牙のこと
 よく知ってるよ!
 統牙だってそうでしょ?」


〖…じゃあ俺、麻矢といるとき
 笑ってた?〗

「えっ…あっそれは」


〖だろ?あいつが、俺を知らなくても
 これから知ってもらえばいい
 
 俺もまだまだ優梨のことしらないんだと
 思う
 けどただただ好きなんだよ〗


!! やばいまた泣いちゃうじゃん

統牙…私もおなじだよ


「そんなのわかってるけど…」

そうだ麻矢ちゃんだっていたいほど
もうわかってるんだ

だけどどうしようもなくて
ただこうやって言葉をぶつけるしかないんだ

みんなただ好きな人そばにいてほしいだけ


シャッ

『まやちゃん…』
 
カーテンをあけて二人の前に顔をだす


〖優梨っ!大丈夫か?〗

「なに!?
私いいこてしょって?
それとも
私が最低女だねっていいたいの?」


〖おいっ、麻矢!〗


『統牙!いいの…』


きっと麻矢ちゃんと私は紙一重

もしかしたら私が麻矢ちゃんのようなってたかもしれない