撮影場所に行くとユリの話題でもちきりだった。


「逞くん!本当にユリさんと付き合ってるの!?」


「私、逞くん狙ってたのに~

でも、ユリさんじゃ勝ち目ないな~」


「ははっ…」


ユリと噂になった男が色々なヤツから質問攻めにされていた。


「あっ…!

ちょっと、すみません。」


男は、俺に気づいて俺のとこにニヤニヤと笑いながらやってきた。


「いや~、まいっちゃいました~

まさか、あんなとこ週刊誌に撮られていたなんて~」


「……………気を付けないといけないですよ。」


こっちに来んなよ…!

ウゼェな…