俺は、ユリのハンカチを奪い唇に当てた。 「…これ、血とれなかったら新しいの買って渡す。 お気に入りとかじゃねぇよな…?」 さすがに血のついたハンカチをそのままにしとくのは気が引ける。 あっ、女って洗って返しても嫌がるか? 地味な俺じゃとくに嫌だろうな… 「別にお気に入りじゃない。 それに、そのまま返してもらってもいい。 だけど、新しいのは買ってもらうよ。」 「…お前って、本当にいい性格してるよな」 結局、買わされることになるんだな…