「あんたに言われたくな「あぁ、確かに俺は、醜いよ?

でも、自分が醜いって気づいてないお前らよりはマシな方だと思うけど?」


女の言葉を遮り、総夜は笑って女たちに言っていた。


「それに、もうやめた方がいいじゃねぇの?

ほらっ、周り見てみな。」


総夜は、女たちの後ろを指さした。


「うわぁ、マジかよ…」


「あいつら、ユリちゃんをいじめてるぜ…」


「ひがみってやつじゃね?」


女たちの後ろには、人だかりができていた。

その中には、女たちが好意を寄せていた男たちもいた。