裕ちゃんがなんとなく言ったであろうその一言が脳裏に焼き付いたまま色んなアトラクションに乗り、ご飯も済ませた。
「裕ちゃんは彼女、いるの?」
少し休憩しよっかってなって休憩中に話すことはやっぱり恋バナ。
「この前別れたばっか。」
「え、そうなの?」
「うん、でも別れてよかったと思ってる。」
別れてよかったって...どんな人だったんだろう。
「束縛、激しかったんだよ。」
裕ちゃんは急に寂しそうな顔になり、
「俺には、重過ぎたんだよなぁ。」
確かに、束縛って重いよね。
凜那も束縛とかされるの大嫌いだもん。
「凜那も、束縛嫌い。」
「俺、自分の時間欲しくてさ。
でも、そんなこと存在しないのが普通みたいで...、そんなの、嫌なんだよね。
俺にはやりたいことだって、一緒にいたくないときだってあるのに、私のこと愛してないのって何回も聞かれてさ...。
マジ勘弁。」
「わかるかも。
凜那も自分の時間ないの嫌。
そんな構われたってうざったいときもあるし、なんのために束縛するのか凜那にはさっぱり。」
「そんなの、俺にもさっぱりだよ。」
裕ちゃんは爽やかに笑ってそう言い、前を急に歩き出した。
