冬恋~あなたと出会えて~










「うぉえっ、気持ち悪っ...。」





「なにしてんの、秀。」





「ダサいな秀ー。」





いやいや、透子いつから勝手に呼び捨てしてんのよ。





「秀くん、大丈夫...?」





乗り物酔いしちゃったらしい秀くんはぐったりしている。





「秀くん、どうする...?」





「確か昴先パイランドにいるよね?」





「うん。」





「でもランドに入るのにもお金かかるしねぇ。」





「裕ちゃん、悪いんだけど...。」





「はいよ、秀、休もうぜ。」





裕ちゃん、ホントごめんね。





「裕貴、よかったら秀くん、預かろうか?」





「へ、透子?」





「凜那と2人で回ってきなよ、ね?」





「じゃあ、お言葉に甘えようか?」





「透子、いいの?」





「もちろん。」