冬恋~あなたと出会えて~










「魁、まぁた古風な話し方して…。」




後ろを振りかえると苦笑いを浮かべた千紘先パイが立っていた。




「千紘、なんか用か?」




「凜那ごめんな、変な奴なんだけど本当はいい奴なんだ。」




「重々承知しております。」




「龍樹、魁のことちゃんとしつけしておけよ。」




「…え?」




「…あ。」




「千紘、お前は殺されたいのか。」




「ごめんごめん。」




「千紘先パイ、どういう意味ですか?」




すると、千紘先パイが耳に唇を寄せて小さな声で、




「あいつら、付き合ってるんだ。」




「…えっ!?」




「ほら、生徒会生徒会。」