冬恋~あなたと出会えて~










「えっ、1人は無理ですよ!

知ってますよね、私人見知りなんですからね。」





「悪いけど…頑張って。」





「無理ですって!

私前倒れたことあるんですよ?」





そう、忘れもしない中等部1回生の合唱祭の司会をして倒れたこと。

あれは…恥ずかしかったな。

私の唯一ともいえる、黒歴史。





「よく覚えてるけどもうその話きかないけど?」





「それはいつも必ずもう1人いるからですよ!」





必ず隣に誰かがいたからで…1人でやったことなんてあれ以来ない。

チャレンジしようとは思ったけれど…こんな大勢のまえではしたくない。