凜那のクラスってよい緊張感がある。
心地よい緊張感に包まれながらステージに立つ。
「「こんにちは、2-Cです!」」
「私たち2-Cは今日までたくさん意味のある練習を積んできました。
全員が金賞という夢に向かって、指揮者は指揮者賞に向かって、ピアニストはピアニスト賞に向かって毎日膨大な量の練習時間を費やしてきました。」
「僕たちが練習の間に作り上げたバランスのよいハーモニーと、心地よい雰囲気、心地よいピアノの音を「「ぜひ、お楽しみください!」」
終わった…。
ステージを降り、皆で席に戻ると数名泣いている子もいて、びっくりした。
「透子、お疲れ様。」
「凜那こそ、お疲れ様。」
あとは上級生の先パイたちの歌を聴くだけだから暇だな…って、そういえば昴先パイのクラス、予選会通過したって言ってたな…。
