「こんにちは、今回生徒会執行部会計に立候補させて頂きました、1回生Cクラスの城野 凜那です。

私は、中学生の時にも生徒会の仕事を務めさせていただいたので、またやりたいな、と思い立候補させて頂きました。

ぜひ一票をよろしくお願いします。」







選挙の結果、私とAクラスの桐山(キリヤマ)が当選。







生徒会室に入ると誰もおらず、とりあえずソファーに座っていると、朝麻姫が騒いでいた栗色の髪の先パイが入ってきた。







「えっと、城野 凜那ちゃんだよね?
生徒会長の真城 隼哉(マシロ シュンヤ)です、よろしく。」







「1回生Cクラスの城野です、よろしくお願いします。」







「凜那ちゃんは会計だよね?」







「はい。」







「じゃあ、席はここだから。」







...と言われ、席に座っていると、見たことのない黒髪の先パイが入ってきた。







「引き続きよろしくお願いしまーす。」







「お、昴(スバル)もまた会計だよね?」







「そうです。」







「じゃあ凜那ちゃんの隣座って。」







え、めっちゃかっこいい。







でもAクラスってことは特進選抜のαコース。







芸能科じゃなくてもかっこいい人っているんだなぁ...。







「お前が1-Cの城野 凜那?」







「はい、城野です、よろしくお願いします。」







「俺は新城 昴(シンジョウ スバル)、昴先パイって呼んで。」







これが私と昴先パイの出会い...。