「凜那、全力で走って俺に渡し。」







「はい!」







色別で遅い人から走るので、昴先パイがアンカー、私がアンカーから2番目である。







3年の風見 あいの(カザミ アイノ)先パイ→潤→2年の中川 瑞希(ナカガワ ミズキ)先パイ→3年の中西 航輝(ナカニシ コウキ)先パイ→私→昴先パイの順。







「中西先パイ、抜かされちゃいましたね...。」







「大丈夫やろ、アンカーまでには1位やろ。」







「あいの先パイ、頑張ってください!」







あとは中西先パイにバトンが渡ってゴールするだけ。







「あっ...。」







中西先パイが直前で転び、3位。







「凜那、お前バトン貰ったら全速力で駆け抜けろ、そーせぇへんと多分赤組の運命が負けの方に転ぶ。」







「わかりました。」







そして入場。