「そういうのは好きな人に聞くべき質問ですよ。

昴先パイがどうしようと私は止めません。」





「なんでお前はそうドSを発揮するんや。

意地悪な奴やなぁ、もう。」





「なんとでもおっしゃってください。

私はなにを言われようとなにも致しません。」





かわいくない精一杯の強がりを許してください。

だって、素直になんかなれません。





「凜那、こっち向け。」





私が昴先パイより先を歩いていると突如そう言われた。

立ち止まりゆっくり振り向くと同時になぜか抱きしめられている。





「誤解、されますよ。」





「確かにせやな、はよ帰ろう。」