冬恋~あなたと出会えて~










「俺は、生徒会執行部を辞めようと思ってる。

俺にはもう、関係ない。」





「…なんでそんなこと言うんですか。」





「俺なんか居ったところで何になる?

何が変わる?

隼哉先パイには会長に指名されたけど、他の奴の方が俺より何倍も長けてる。

その中で俺は何をすればええん?」





「…期待だけされてもしんどいんや。」





「期待されるのも。

期待されるのも、悪くないと思いますよ。」





「期待されない、誰の目にも映らない人からしたら羨ましいものですよ、期待って。

期待されるのは信頼があるからです。

信頼されているから期待されるんですよ、昴先パイ。」





わかって欲しい、期待される羨ましさを。

どう頑張っても期待されてこなかった人だっていることを。





「期待は、孤独じゃない、1人じゃない証なんですよ。」