冬恋~あなたと出会えて~











いつも裕ちゃんが降りる駅は凜那の降りる駅の一個手前で、いつもそこでばいばいして、最寄り駅まで乗り、降りる。





「ディズニー、楽しかったなぁ。」





あ、そういえば透子たちどうしたんだろう...。

もう先に帰ったのかな?





「凜那、お前なに1人で歩いとんねん、危ないぞ。」





「昴先パイ!」





「しゃーないから家まで送ったるわ。」





「え、いいんですか?」





「しゃーなしやで!」





昴先パイと帰り道を静かに歩く。





無言って嫌な雰囲気かと思ってたけど、むしろ心地よい。





「凜那は明日なんか予定あるん?」





「あ、明日と明後日は部活がありまして...。」





「ふぅん、大変なんやなぁ。」





「千紘先パイの現役時代に比べたらまだまだですよ。」





私は笑顔でそういうと昴先パイも笑顔になってくれる。