その後もアトラクションを乗りまくり、最後にパレードを見ることに。
「凜那、ソワソワしすぎ。
落ち着きなさい。」
「えっ、そんなにソワソワしてる?」
「もう大袈裟なくらいに。
お前はしゃいで迷子になるなよ。」
「そんな歳じゃないもん。」
「一応、手、繋いどく。」
「んふ、裕ちゃんありがとう。」
繋がれた手を見ると少しおかしくてつい笑ってしまいそうになる。
裕ちゃんの手がおっきすぎるんだもん。
いや、凜那の手がちっちゃすぎるのかな?
「終わったーっ!」
「そろそろ、帰る?」
「そうだね、帰ろっか。」
2人で電車に揺られながら他愛のない話をしていた。
「...あ、次の駅で乗り換えなきゃ。」
「俺も乗り換えしなきゃなぁ。」
「なぁ、凜那。」
「んー?」
「連絡先、交換しよう。」
「もちろん、いーよ。」
