「新くん? 新くん!」 すたすた歩き続ける、新を呼ぶとはっとしたように止まった。 「はぁ、はぁ…… どうしたの?」 「ん? あぁ、なんでもないよ!」 最後ににこっと笑ったけれど、少し不自然のような気がした。 左を向くと、ゲーセンがあって…… 「あ、うめ。 プリクラ撮ろう!」 初めての彼氏とぷりくら。 「うん!」 嬉しかった。