バス停にある、ベンチに腰を掛ける。 すると、新は私の手を握り、恋人つなぎをした。 チラッと新の方を見るとここっちを見つめていてニコっと微笑んだ。 「なに?」 そう聞かれたけれど、返事はできず…… 「……」 沈黙のまま、うつむいていた。 そして、しばらく鳥のさえずりが聞こえるほど静かに座っていた。 いつの間にかバスが来て…… 「乗ろう、バス」 と言って、手をひいた。 私は、ちゃんと目を見て 「うん!」 と言えた。