「あの……

イジメられてるんだよ。うめちゃん」

「はっ?!」


「なんか、新君と一緒にいるところを見たらしくて、きれてるんだって。
それで、いつも昼休みに来て、どっかでいじめてるの」

知らない……そんなの。

なんでだよ!


「あの……女。」

教室を飛び出した。



俺は、うめを守らなければいけない。


あの日出会った、天使のような笑顔で俺を救ってくれたのはうめだ。

だから、これからは俺がうめを守る。

うめの笑顔を守るために…