教室の窓から見える、白い雪。


初デートの日から、一部の女子からイジメられている。


新には言っていないし、気づいていないと思うけれど。

確かに、私なんかが新の隣にいたら、ムカつくと思った。

給食を食べて、静かに過ごすつもりだった昼休みは…


「はるたさーん!」

この声で、無くなった。


「今いきます」


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

新side


あの、デートの日から。

うめが最近、おかしい。

つながりもなさそうな、ギャル風な人と昼休みを過ごしていた。

話すところを見たこともないし、どういう関係なんだろう……と、最近悩んでいた。

うめは『友達だよ!』と言っていたけれど、そうは思えなかった。

ボーッと悩んでいると、うめと仲良くしている二人の女子が寄ってきた。

「あのね…新君」


「なに?」

「最近、いつも昼休みに来る女の人いるじゃん?」



何故か、不思議と嫌な予感がした。