練習が終わったらしく…… 新がこっちに向かってきた。 「いつも、ごめんね!待たせて」 「ううん、大丈夫だよっ!」 「じゃあ、いこっか。 はい」 ん?? この差し出された手は……? 「ほらっはやく!」 手をつなぐの? 「ふふっ」 新は、私の手を握って歩き始めた。 二人でゆっくり帰る。 あたりは暗くて、少し怖かった。 私の家の前に着くと 「じゃあ、明日…… 楽しみにしてるね!バイバイ」 「うん!私も…… また、明日」