でも、よく告白されて意識してしまうって事がよくある。

ななは、そういうタイプだ。

もしかしたら、今頃…気になってきているかもしれない

そうだとしたら…

「まぁ、春田お願い!」



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新side


春田は、毎日まいにち…朝、みんなが来ないような時間に学校へ行ってもいつもいる。

しかも、教室の隅々までゴミ1つ無くて、いつも気持ちが良かった。

毎朝、春田と話していくうちに、だんだん好きになっていった。

ただ、うめの笑顔がどこか懐かしいように感じた。


大体、一人で行動している春田は俺にとって助けだったのに……

図書委員をしているからか…最近男子との関わりが増えていて、たださえ可愛いのに取られそうで、毎日ハラハラしっぱなしだ。


今日、いつもよりも早めに学校に向かった。

春田に告白の練習に付き合ってもらうため。


その時、初めて知った。

毎日、放課後にひとり残って教室を綺麗にしてくれていたことを。


そして、机の中にある……

ラブレターを見られていたことを。