.




「おはよう、涼。」
「おはよう、麻耶。」


.


何時もの待ち合わせ場所。
何時もの待ち合わせ時間。




呆れるほど無限ループの日々が
今日も幕を開ける。


.



「なんか、面白いことないかな。」
「えー?」
「なんか、毎日平凡すぎてさ」
「__平凡ほど、いいことはないよ。」



.




しばらく沈黙した麻耶は
悲しそうな笑みを浮かべそう語る。



.





「そうかな。」
「うん。ぜったいそう。」



.




そんな麻耶に違和感を感じつつ
いつも通りに振舞った。