自分のことを棚に上げてため息をつく水野春に、「強引」って意味では君も十分素質があるよ、と教えてあげたくなる。
生徒手帳を間に押し問答を繰り広げていると、噂の主がやってきた。
「よう、ハル! 口説き中か?」
「そうなんですよぉ。これがまたつれなくて……。センパイの口説きテクでどうにかしてください」
「ハル、これ以上俺に貸しを作ってどうするつもり? そろそろ返済の目処を立ててほしいもんだね」
「そんなこと言わずにー……。でも、彼、鎌田公一くんって言うんですけど、姿勢いいでしょう?」
「ふむ……気をつけっ!」
掛け声に思わず姿勢を正す。と、センパイは頭から爪先までスキャンするようにじっと観察していた。
「確かに姿勢はいいね」
言ったあと、「ちょっと失礼」と一言断りを入れて俺の身体をペタペタと触り始めた。ゾワっとした感覚に身を引く。
生徒手帳を間に押し問答を繰り広げていると、噂の主がやってきた。
「よう、ハル! 口説き中か?」
「そうなんですよぉ。これがまたつれなくて……。センパイの口説きテクでどうにかしてください」
「ハル、これ以上俺に貸しを作ってどうするつもり? そろそろ返済の目処を立ててほしいもんだね」
「そんなこと言わずにー……。でも、彼、鎌田公一くんって言うんですけど、姿勢いいでしょう?」
「ふむ……気をつけっ!」
掛け声に思わず姿勢を正す。と、センパイは頭から爪先までスキャンするようにじっと観察していた。
「確かに姿勢はいいね」
言ったあと、「ちょっと失礼」と一言断りを入れて俺の身体をペタペタと触り始めた。ゾワっとした感覚に身を引く。



