光のもとでⅡ

 お見舞いに来たいとも言われたけれど、リハビリと勉強にほとんどの時間を当てていたし、特殊な病室にいることに変わりはなかったので、お見舞いは遠慮してもらった。
 以来、鎌田くんと私はメールを交換するようになったわけだけど、一重にメール交換と言っても、ツカサや桃華さんたちとするようなメールとは異なる。
 一言メールではなく、何行にも連なるメールらしいメールなのだ。
 メールと言われると、私の中では一言メールという印象が強いため、鎌田くんから送られてくるそれはお手紙のように思っていた。 
 メールには写真が添付されていることがあり、その写真に纏わるエピソードが書かれている。
 うちの学校とは違う学校行事や部活のこと、友達のこと、勉強のこと、近所に住みついた猫のこと。特別な何かが話題に上がることはなく、身の回りに起こる日常的なことが主。
 喋り口調で書かれる文面にも親しみを感じ、頻繁ではないものの、月に一、二度のメールをやり取りしていた。