突如ペラペラと話し出した風間先輩は、話し終わると満足そうな笑みを見せた。
「結果、御園生さんのダンスは申し分ない仕上がり。普段お世辞を言わない静音が言ってた。授業の評価なら間違いなくトリプルAを取れるレベルだって」
こんな目論見があったとは思わなかった私は、何も言えずに絶句していた。
これ、立派な策略だ……。陰謀だ……。
この手の思惑にツカサが気づいていないとは思えない。だとしたら、わかっていて乗じたということ……?
ツカサの思考回路を知り尽くしているわけではないけれど、人の思惑どおりに動かされることを好まないことくらいはわかる。
どうしよう……。これ、聞かなかったことにしちゃおうかな。
そんなことを考えるくらいにはツカサの胸中を考えたくなかった。
「御園生さんにとっては迷惑な話かもしれないけど、こうでもしないと俺たちは藤宮に絡めないからね」
それは……。
「ツカサと仲良くしたいということですか……?」
「あはは、言葉の選び方が御園生さんっぽいよね」
「……違うんですか?」
「仲良くっつーか……そうだなぁ、ニュアンスはちょっと違うけど、強ち間違ってない。俺、幼稚部から藤宮にいるのにまともに言葉交わしたことないからね。たぶん、俺ら三年で委員会や生徒会絡まず藤宮に話しかけられるのなんて美都と笹野、春日くらいじゃない?」
言われて少し考える。
そう言い切れるほどに風間先輩がツカサのことをよく見ているのか、名指しで挙げられるほどツカサの交友関係が狭いのか……。
どちらにせよ、誰か気になる人がいて話したいと思うこと自体は珍しいことではない。でも、どうしてか希少価値っぽい感覚を覚えてしまった私は風間先輩から目が離せなくなっていた。
若干前のめりになっているのも否めない。
「結果、御園生さんのダンスは申し分ない仕上がり。普段お世辞を言わない静音が言ってた。授業の評価なら間違いなくトリプルAを取れるレベルだって」
こんな目論見があったとは思わなかった私は、何も言えずに絶句していた。
これ、立派な策略だ……。陰謀だ……。
この手の思惑にツカサが気づいていないとは思えない。だとしたら、わかっていて乗じたということ……?
ツカサの思考回路を知り尽くしているわけではないけれど、人の思惑どおりに動かされることを好まないことくらいはわかる。
どうしよう……。これ、聞かなかったことにしちゃおうかな。
そんなことを考えるくらいにはツカサの胸中を考えたくなかった。
「御園生さんにとっては迷惑な話かもしれないけど、こうでもしないと俺たちは藤宮に絡めないからね」
それは……。
「ツカサと仲良くしたいということですか……?」
「あはは、言葉の選び方が御園生さんっぽいよね」
「……違うんですか?」
「仲良くっつーか……そうだなぁ、ニュアンスはちょっと違うけど、強ち間違ってない。俺、幼稚部から藤宮にいるのにまともに言葉交わしたことないからね。たぶん、俺ら三年で委員会や生徒会絡まず藤宮に話しかけられるのなんて美都と笹野、春日くらいじゃない?」
言われて少し考える。
そう言い切れるほどに風間先輩がツカサのことをよく見ているのか、名指しで挙げられるほどツカサの交友関係が狭いのか……。
どちらにせよ、誰か気になる人がいて話したいと思うこと自体は珍しいことではない。でも、どうしてか希少価値っぽい感覚を覚えてしまった私は風間先輩から目が離せなくなっていた。
若干前のめりになっているのも否めない。


