……これで不安を払拭できるだろうか。
 無愛想なツカサからはそのあたりの機微などわかりようがない。
 無言が続くところへ果歩さんがやってきて、
「翠葉ちゃん! 花火花火っ! あとちょっとしか残ってないよ! お義母さんと一緒に線香花火大会しよ!」
「あ、はい! ツカサも花火しよう?」
「俺はいい」
「そう……? じゃ、私行ってくるね」