「……リィ、何冷蔵庫に向かって懺悔してんの?」
「えっ、わ……その……」
「ん?」
 唯兄が目の前にしゃがみこみ、
「ツカサが……」
「司っちが何?」
「……プレゼント嬉しいって……」
「で?」
「……なんか、顔赤くて」
「……誰の?」
「……ツカサの」
「くっ……それを見てリィは赤面しちゃったんだ?」
 コクコク、と頷いた。
「だって、赤面してるツカサとか希少価値高すぎて……」
 唯兄はキッチンの床をパシパシ叩いて笑いだした。
「超絶見にいきてぇっ! ファイト我慢っ、俺っ!」
「もう……唯兄、ひどい……」